浜松ホトニクスと浜松光医学財団は6月28日、高速かつ高精度な早期認知症診断支援システムの研究開発にIaaS/PaaS「Microsoft Azure」を活用すると発表した。
浜松光医学財団は、浜松ホトニクスが2002年に設立した財団。光技術を応用し、がんをはじめとする疾患の早期発見、早期治療を可能とすることで、多くの人が健康に生活できる長寿社会の実現に寄与することを目指している。
浜松ホトニクスと浜松光医学財団は、これまで同財団が保有する継続的な検診から得られた約2万8000件もの健常人を中心とした検診画像データを利用し、検診者の脳画像から認知症の可能性を示すための診断モデルの構築とその検証を行ってきた。
今回、画像分析にAzureを利用することで、読影医にかかる業務量の負担を軽減し診断の精度向上を手助けする、高速で高精度な早期認知症診断支援システムの開発を進めていく。