Amazon Web Services(AWS)は米国時間7月17日、同社の「AWS Snowball Edge」デバイス上で、「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)のローカル環境版コンピュートインスタンスが動作するようになったと発表した。
Snowball Edgeデバイスを使用することで、顧客はリモート環境上でデータの分析やカスタムアプリの実行が可能になる。
このデバイスにより、エッジ環境上において、クラウド環境上と同じ形態で、仮想化されたアプリケーションが実行できるようになる。このため、クラウド上で処理を実行するためにデータをクラウド環境に移送しなくても済むようになる。最終的に同デバイスはAWSの元へと送り届けられ、そのデータはクラウド環境上で保存/集積/分析される。
同社は、このデバイスを用いてローカル環境上でEC2インスタンスを動作可能にすることで、インターネット接続が制限されている、あるいはまったくないような厳しい作業環境でも運用が可能になると述べている。なお同デバイスは、「AWS Lambda」の関数を実行する「AWS Greengrass」を搭載し、「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)とのデータ交換などが可能になっており、コンピュート能力とストレージ能力を単一デバイス上で拡張したものともなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。