米信用情報会社大手のEquifaxとFICOが提携--「Data Decisions Cloud」をローンチへ

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2019年04月01日 12時35分

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 米信用情報会社大手のEquifaxとFICOは米国時間3月27日、リスクを評価したり、パーソナライズに向けたより多くの選択肢をマーケターらに提供したり、コンプライアンス上のリスクに対処するためのデータおよびアナリティクスクラウドである「Data Decisions Cloud」のローンチ計画を発表した。

提供:Equifax, FICO
提供:Equifax, FICO

 同クラウドのローンチは、信用調査レポートにますます多くのコンシューマー関連情報が取り込まれるようになってきている現状を際立たせている。またEquifaxにとって同クラウドの立ち上げは、大きな代償をともなった個人情報流出事件から、その後の数々の調査を経ていかに立ち直ったのかを際立たせるものともなっている。個人情報流出事件によるEquifaxの損害額の多くはサイバーセキュリティ保険によって賄われ、同社はテクノロジに対する大きな投資を実施してきている。

 Data Decisions CloudはEquifaxの「Equifax Ignite」データプラットフォームとFICOの「FICO Decision Management Suite」を組み合わせたものになる。両社は、データプールとプラットフォームを組み合わせることで、さらなるインサイトを見いだし、優れた予測モデルを構築し、より適切に顧客体験を管理したい考えだ。

 FICOとEquifaxは、ビルド済みのスイートを2019年中にリリースすると述べている。これらのスイートに含まれるのは以下の通りだ。

  • 未加工データと傾向データへのリアルタイムアクセスを備えた、データサイエンティストのためのコネクテッドシステム。
  • マネーロンダリング防止およびその他の規制に対応するサービスとしてのコンプライアンス(Compliance-as-a-Service)。
  • 顧客獲得、維持のためのマーケティング自動化スイート。

 EquifaxとFICOが想定している市場は、コンシューマーに関する意思決定と、成果の予測を必要としている金融機関だ。

 EquifaxとFICOは資料のなかで、企業が解決しようとしているデータの問題について以下のように述べている。

 ほとんどすべての企業はデータとアナリティクス能力に投資してきているものの、期待したほどの投資収益率(ROI)をまだ達成できていない。これは多元的な問題だが、企業内に分散しているさまざまなデータソースとレガシーシステムを統合することで、顧客や戦略的なリスクを一元的に俯瞰しようという複雑かつ高価な試みであるという点は明白だ。こういったシステムやデータソースを連携させたとしても、その統合は不安定なものとなるか、本番環境における要求の変化や、進化するコンシューマーのニーズに対応するための変化には追随できないものとなる可能性もある。

 ソフトウェア面での取り組みにおいて、マーケティングの自動化スタックは興味深いものがある。EquifaxとFICOによる別の資料では、データとマーケティングをいかに組み合わせるかが概説されている。両社によるシナリオは以下のようなものだ。

  • FICOによる企業の顧客データと、対象となる地理区分、信用リスク基準を、Equifaxの顧客信用データと組み合わせることで、例えば信用スコアが750以上の顧客を事前に選定し、見込み顧客リストを作成できるようになる。
  • 次にマーケターは、この見込み顧客リストを予算や手応えといった要素に基づいてより正確なものにできる。また、年収や所有クレジットカードの枚数、利用件数といった観点によってリストの絞り込みが可能になる。
  • 洗練されたリストに対して、A/Bテストを用いたキャンペーンのテンプレートを利用できる。また、ダイレクトメールによるキャンペーンも展開できる。
  • 組み込みのアナリティクス機能がキャンペーンの成果を追跡する。
提供:Equifax, FICO
提供:Equifax, FICO

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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