イー・ガーディアンは4月11日、Hmcommと共同で「リアルタイムAI動画監視フィルタ」の開発を始めると発表した。
イー・ガーディアンは、ソーシャルメディアのプラットフォーム企業が違法コンテンツ排除の対応に追われていることを受け、自社の人工知能(AI)ソリューションのノウハウとHmcommが手掛けるAI音声認識システムの技術を掛け合わせ、今回の開発に取り組むこととした。
システム概要(出典:イー・ガーディアン)
開発するシステムは、動画ファイル内の音声・映像それぞれのデータを切り出し自動判別することで、動画監視の効率化を図る。イー・ガーディアンの画像検知AI・テキスト認識AI関連の技術と、HmcommのAI音声認識システムとを連携することで、映像だけではなく、動画ファイル内の音声をテキスト化し、切り出したテキストデータのフィルタリングを可能にする。
これにより、音声・映像双方でのモニタリングが実現し、アダルトやグロテスクな表現を含むコンテンツ検知から誹謗中傷、ユーザー間トラブル、著作権侵害などへの対応など多様な用途が見込める。