「cloudpack」にファイルサーバー構築、運用プラン--Windows Serverベース

藤代格 (編集部)

2019-04-24 07:00

 KDDIグループでAmazon Web Services(AWS)専門のフルマネージドクラウドサービス「cloudpack」を提供するアイレット(港区)は4月23日、AWS上でのファイルサーバーの構築、運用、監視をパッケージ化した「migrationpack for ファイルサーバー」を発表した。操作感なども含めてオンプレミス環境同等のファイルサーバーをAWS上で提供するという。同日から提供する。

 VPNや専用線接続サービス「AWS Direct Connect」に限定した、クローズドなネットワークでWindows Serverベースのファイルサーバーを構築。レイテンシ(通信の遅延時間)やスループット(単位時間あたりの処理能力)などのネットワーク遅延を解消した、高セキュリティな環境を提供するという。

基本構成(出典:アイレット)
基本構成(出典:アイレット)

 標準構成として、仮想プライベートクラウド「Amazon Virtual Private Cloud(VPC)」上にファイルサーバー用と踏み台用に2つの仮想マシン「Amazon Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」を構築。インターネット接続用にはネットワークアドレス変換(NAT)ゲートウェイも活用する。OS、Volume Shadow Copy Service(VSS)保存、ファイル共有それぞれの領域は100GiB(107.374GB)で、バックアップは仮想マシンイメージ「Amazon Machine Image(AMI)」を活用した2世代設定となるという。

基本構成の対応範囲(出典:アイレット)
基本構成の対応範囲(出典:アイレット)

 利用料金は、ファイルサーバーを構築する初期構築費用として税別で15万円と、月額の運用費用としてサーバー1台につき3万円。別途AWSの利用料金がかかるという。内容に応じたカスタマイズは可能。

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