八十二銀、翻訳機を全店舗導入--4つのエンジンに同時アクセスして精度向上

藤代格 (編集部)

2019-07-01 07:15

ez:commu(出典:フューチャーモデル)
ez:commu(出典:フューチャーモデル)

 八十二銀行(長野県長野市、従業員数3216人、国内151店舗)が通訳機「ez:commu」を導入。6月24日から全店舗で運用し、営業担当をサポートしているという。6月27日、ez:commuを開発、販売するフューチャーモデル(新宿区)が発表した。

 外国人来店客の増加とともに、法令などの確認事項も増加。外国語対応する機会が増加し、サポート方法を検討していたという。機器の操作性や音声認識、翻訳の精度、費用面から総合的に判断したとしている。

 ez:commuは、人工知能(AI)を活用する自動翻訳機。翻訳する際にMicrosoft、Google、Baidu、Youdaoの4つの翻訳エンジンに同時アクセス。中国の大手IT企業が委託管理するAIで比較し、高精度な翻訳を実現するという。英語、中国語、韓国語など、48カ国の言語に対応するとしている。

対応言語状況(出典:フューチャーモデル)
対応言語状況(出典:フューチャーモデル)

 端末はSIMフリーで、NTTドコモやソフトバンクを中心とするネットワークに対応。オフラインでは使用できないが、SIMカードを差し込んでいれば、4G Wi-Fiテザリングのモバイルルータとしても活用でき、翻訳機能との併用も可能としている。

 最大1000人まで参加できるグループ翻訳機能を搭載。対応言語であれば自国語として設定した言語に翻訳して表示できるという。

グループで活用できる(出典:フューチャーモデル)
グループで活用できる(出典:フューチャーモデル)

 「Amazon.co.jp」などの各種ECサイトや家電量販電などで購入できる。Amazon.co.jpでは、本体のみの販売価格は2万6780円。

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