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調査

不完全なデータの利用が原因で企業の20%が顧客を失っている--Dun & Bradstreet調査

Bob Violino (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2019-07-01 13:20

 Dun and Bradstreetの調査によると、企業はデータ利用に関する悪い習慣が原因で売り上げのチャンスを逃し、顧客を失っているという。

 企業の約20%は、顧客についての不完全もしくは不正確な情報を利用していることが原因で顧客を失っているという。また、さらに15%が同じ理由から顧客との新規契約締結に至らなかったと回答している。この調査は米国と英国でビジネス上で意思決定を行う510人を対象に、2019年3月にCensuswideが行なったものだ。

 約4分の1の回答者は、自社の財務予測が不完全だと述べている。また、17%が顧客についての情報が足りないために顧客への信用度しすぎた結果、損失が出たと回答している。

 調査からは、英国と米国の相違も明確に出ている。コンプライアンスへの懸念については、米国よりも英国の企業の方が約2倍大きかった。欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)に準拠するという課題が反映されていると考えられる。10%以上がコンプライアンスに関連したデータの問題で罰金を科されたことがあるという。

 データの構造が企業にとって大きな障害になっていることもわかった。データの構造化が不十分、データへのアクセスが難しいり、データが古いといった問題があるようだ。回答者の半分近く(46%)がデータがサイロ化されており、意味をなさないと述べている。

 データ活用にあたって最大の課題は、データのプライバシー保護(34%)、正確なデータの保有(26%)、データの分析/処理(24%)となっている。

 データの構造化が不十分であることは、企業のリーダーの41%が、組織でデータの管理に責任を持つ人がいないと回答したことからも現れている。責任者の不在は、調査した企業の半分以上が、データ管理の実践を取り入れるために必要な予算がないと回答したことの説明にもなる。

 Dun and Bradstreetの最高データ責任者(CDO)であるMonica Richter氏は、「企業はデータのガバナンスと管理を最優先事項にする必要がある」と述べている。企業のリーダーが人工知能(AI)または予測分析について検討しているかどうかに関わらず、クリーンで定義されたデータはどのようなプログラムの成功にも極めて重要であり、リスクの緩和と事業の成長に不可欠だと同氏は述べた。

 また調査では、データに関する責任はCレベルの幹部にとって優先事項だという認識が高まっていることもわかった。企業のリーダーの間では、幹部チームの誰が実際にデータへの責任を持つのか、そして今後それがどのように変わるのかということに関して意見が分かれている。最高経営責任者(CEO)が最終的な責任を持つということについてはすべてのリーダーの意見が一致しており、最高技術責任者(CTO)や最高情報責任者(CIO)などの技術系のリーダーよりもその責任があるとみられている。

 大半の組織は、データが将来の成功に不可欠になることを認識している。しかし、データ管理に専念する従業員がいる、あるいは効果的なデータ管理を導入するのに適切な人材がいると述べたのは4分の1以下だった。

データ

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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