「Evernote」だから簡単にできる--メールテンプレート作成・管理術 - (page 2)

池田園子

2019-07-17 07:30

 ノートが完成したら、右上にある丸が縦に3つ並んだボタンから「移動」をクリック。メールテンプレートを格納するノートブックにノートを移しておこう。

 さらに、タグも追加しておくといい。たとえば、「メールテンプレ」タグを作り、メールテンプレートをまとめた全ノートに追加しておくと、「メールテンプレ」タグで全マニュアルを管理できる。ここでは「請求書」でも検索できるよう、タグに「請求書」も追加してみた。もしEvernote内で他にも「請求書」関連のノートをとりまとめているなら、タグを入れておくと良いだろう。

テンプレートを改造して見やすくまとめる

 続いては、本文に「テンプレート」を使って、メールテンプレートをノートにまとめる方法をご紹介する。

 Evernoteにはさまざまな「テンプレート」があるのは、本連載3回目でお伝えした通りだ。「新規ノート」を開き、本文内の「テンプレート」をクリックしよう。

 「テンプレートギャラリー」のページに飛ぶと、「マーケティング&営業」や「マネジメントリソース」など、ビジネスシーン向けのさまざまなテンプレートが並ぶ。ただ、メールテンプレートをまとめる目的で作られたテンプレートは現状存在しない。

 となると、既存のテンプレートを活かして、それをアレンジするのが望ましい。自分で一から作るよりも、そのほうが早く完成するはずだ。

 たとえば、ここでは「マーケティング&営業」から「マーケティング計画」のテンプレートを選択した。すると、このように本文内にテンプレートが挿入される。

「マーケティング計画」テンプレートの挿入

 自由自在に書き換えることができるので、ほんの少しアレンジするだけで、以下のようなメールテンプレートをまとめたノートが完成する。

メールテンプレートをまとめたノート

 先に紹介した「本文へのベタ打ち」よりも見やすいようには思う。ただ、個人的な好みもあるので、使い分けてほしい。

 Evernoteで用意されているテンプレートに、自分が直接求めている内容のものがなかったとしても、こうやって自由に調整できるので、積極的に活用するのがおすすめだ。

 頻出のメールテンプレートは皆で共有しておくと効率がいい。宛先や内容の一部が変わったときなども、大本となるノートを修正して皆に知らせるだけで、以後スムーズに対応できるメリットもある。

 テンプレート活用でメール業務のスピードアップを図り、よりクリエイティブな業務、工数の多い業務に割く時間を増やしてほしいと願う。

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