梅雨もようやく抜け、PCメーカーの夏モデルも揃ってきた。現在の大きな市場トレンドにならい、働き方改革推進を謳うモデルが増加している。国産PCの新モデルを紹介する。
1.Let's note
パナソニックは5月28日、「Let's note」の新製品6シリーズ26モデルを発表した。最新のCPUを採用、高速化しつつ、個人向け、法人向けそれぞれで魅力的なラインアップを提供するという。
14.0型でフルHDパネルを搭載するハイクラスモデル「LV」シリーズに「LV8」の9モデルを追加。インテルの第8世代プロセッサーを搭載し、スリープ時でも低消費電力のアイドル状態を維持する「モダンスタンバイ」機能を実装。復帰速度を高速化しつつ、スリープ時でも無線通信や音楽再生、ファイル受信などの処理を継続。移動時間も有効活用できるという。
12.1型でWUXGA(1920×1200)ディスプレイを搭載する「SV」シリーズに「SV8」13モデルを追加。個人向けモデルとしながらビジネスシーンでも映えるというシルバーとブラックのツートンカラーを採用する「EURO DRESS MODEL」を用意したという。
Let's note SV8:EURO DRESS MODEL(出典:パナソニック)
そのほか、12.0型でQHD(2160×1440)搭載のデタッチャブルモデル「XZ」シリーズに「XZ6」2モデルを、B5サイズ程度の大きさに750gという持ち運びやすさを重視した「RZ」シリーズに「RZ8」2モデルを追加している。
法人モデルとして販売するLV8の5モデル、SV8の6モデルは、自律神経の活動量の目安となる「こころと身体の元気度」を可視化する「きもちスキャン」に対応する。
きもちスキャンはPCの操作ログから労働時間とその内容を可視化するというパナソニックのSaaS「しごとコンパス」の追加オプションとなり、顔検出や画像ノイズ除去などの独自技術を活用し、フロントカメラが撮影した画像から脈拍レベルの変動をリアルタイムに推定。休暇取得の推奨などに役立てることができるという。
また、7月16日にはバッテリーの経年劣化や故障などを人工知能(AI)で検知、PC画面上で可視化しつつ新品と交換できる「バッテリーライフサイクルNAVI」と、ワンビ(新宿区)の遠隔消去サービス「TRUST DELETE Biz」をセットにした「あんどコネクト」付帯モデルを発表。
1カ月で3GB利用できるパナソニックのLTE通信サービス「Wonderlink」、マカフィー(渋谷区)のウイルス対策ソフト「リブセーフ」とともに、指紋認証機能を搭載したSV8シリーズの「CF-SV8S99QP」を三井住友トラスト・パナソニックファイナンス(港区)の3年間メンテナンス付きリースとして提供するという。
パナソニックのショッピングサイト「Panasonic Store」内の特設サイト「期間限定SHOP レッツノートストア For Professional」で予約を受け付けている。販売は8月2日から。税別価格は45万4000円、3年リースの場合は月額1万3800円。
セット内容(出典:パナソニック)
SV8シリーズ(CF-SV8S99QP)あんどコネクト付きレッツノート 3GBプラン
OS:Windows 10 Pro(64ビット)
CPU:Core i7-8665U vPro
メモリー:16GB
ストレージ(SSD):512GB
ディスプレイ:12.1型
表示方式:WUXGA(1920×1200)、TFTカラー液晶、非光沢
駆動時間:約12.5時間
質量:約1069g
Office:Microsoft Office Home & Business 2019
外形寸法(幅)×(奥行)×(高さ):283.5×203.8×24.5mm
税別販売価格(パナソニックストア):45万4000円