ITベンダーのソリトンシステムズ(ソリトン、新宿区)は8月9日、企業のLANネットワークへの不正アクセスをブロック、クラウドから管理できる「NetAttest LAP Managed by cloud」を発表した。同日から受け付けを開始、20日から提供する。
接続デバイスの可視化、不正デバイスの接続防止ができる小型アプライアンス「LAP Sensor」と、クラウドで管理できる管理コンソール「LAP Manager cloud」で構成。監視対象となる既存のネットワークにSensorをつなぐだけで、ベンダー、OS、ホスト名などの送受信情報を監視、不正デバイスを検知するという。ネットワーク機器の性能に依存せず、機器だけで妨害まで可能としている。
NetAttest LAP Managed by cloudの構成イメージ(出典:ソリトンシステムズ)
必要な通信はHTTPS/443だけ。暗号化して通信する。海外20カ国以上の規格認証を取得済で、国内外多数拠点をリモートで管理、運用できるという。複数拠点間ホワイトリストの一元管理、ファームウェア更新といったメンテナンス作業も集約可能。Sensorの最大管理可能数は1000台。
ソリトンの認証アプライアンス「NetAttest EPS」またはForeScout Technologuesのエージェントレス検疫、不正侵入防止システム(IPS)アプライアンス「CounterACT」と連携し、企業のLANネットワークへの不正アクセスをブロックするアプライアンス「NetAttest LAP」、それらを統合管理できる「NetAttest LAPManager」の機能をクラウドサービスとして提供するかたちになるという。
NetAttest LAP、Managerの構成イメージ(出典:ソリトンシステムズ)
税別販売価格は、Sensorが1台ごとに年額4万8000円から、Manager cloudが1社ごとに年額4万8000円から。