部下を持つ管理職の皆さん、お疲れ様です。部下のやる気を引き出し、自主的に動いてもらうという最高の状態を作ることは、管理職の主要ミッションのひとつ。適切な目標を立て、進捗状況を確認し、部下にとっても会社にとっても良い方向へと導く――そのためには部下と定期的に対話をする必要がある。
半月に一度、部下と1on1ミーティングをしているという若手管理職の話を聞いた。月末に当月の振り返りと翌月の目標決めをする面談をし、翌月半ばに中間面談をするのだそうだ。部下からは「(1on1が)仕事を進めるいいリズムになっている」との感想をもらっているという。面談の度に話したことをログとして残し、成長の過程を後で共に見直すとも話していた。
今回は「Evernote」で簡単にできる1on1ミーティング記録術をご紹介する。Evernoteは部下の育成にも活用できるのだ。
1on1ミーティング用のノートブックを作る
最初に、1on1ミーティング記録を格納するノートブックを作っておこう。ノートブック名は「1on1」や「面談」の他、部下の氏名などを付けて、「◯◯との1on1ミーティングの記録を入れる」と一目でわかるようにしておく。
作ったノートブックは、部下が閲覧できるよう、共有設定をしておくといい。ノートブック右端にある、3つの丸が横に並んだ「操作」ボタン→「ノートブックを共有」をクリック。部下の名前やメールアドレスを入力し、権限も設定しておく。
1on1ミーティング記録におすすめのテンプレートその1
続いて「新規ノート」を作成し、タイトルに誰との、何年何月の1o1ミーティング記録なのかがわかるよう明記する。右端にある、3つの丸が縦に並んだ「操作」ボタン→「移動」をクリックし、1on1ミーティング記録を格納するノートブックを選択し、新規ノートを移動させておこう。
次に、本文の「テンプレート」をクリックし、さまざまなテンプレートが揃う「テンプレートギャラリー」へと進む。
テンプレートギャラリーには、プロジェクト管理や会議、マーケティング&営業など、いろいろな分野で使えるテンプレートが並ぶ。中でも、1on1ミーティング記録を付けるのに使えるのが、「マネジメントリソース」内にある「プロジェクトの目標」だろう。