働き方改革が叫ばれていても、長時間労働の割合はほぼ変わらず――。スマホを所有する20~50代の男女1000人を対象とする、7月23~25日でのビッグローブ(品川区、旧NECビッグローブ)の調査で明らかになっている。
「働き方改革関連法が順次施行されて以降、長時間労働をしているか」という設問では、「とてもそう思う」「ややそう思う」の回答を足すと39.9%になるという。2017年の同調査では42.1%の結果で、微減したが実態はほぼ変わらないとしている。
長時間労働状況(出典:ビッグローブ)
長時間労働状況を年代別に分けると、30代が44.4%、50代は34.4%となるという。若年層がより長時間労働する傾向を伝えている。
年代別長時間労働状況(出典:ビッグローブ)
長時間労働していると答えた399人には理由を聞いている。「仕事量と人員のバランスが合っていない」が最多で53.4%、次いで「自分で仕事をコントロールできない」が37.6%となったという。2017年と同様の順番で、現在の働き方改革では長時間労働の問題点は解決していないとしている。
長時間労働理由(出典:ビッグローブ)