チームスピリット(中央区)は、勤怠や就業、工数などを管理するSaaS「TeamSpirit」の新版「Summer'19」を発表した。働き方改革関連法、消費税法改正への対応などを追加。同日から提供する。
10日以上の年次有給休暇がある従業員に5日以上の取得義務が発生するという、2019年4月施行の労働基準法改正に対応するレポート機能を追加。各従業員の休暇取得状況と予定の一括確認、日数に達していない従業員のみの一括確認、消化義務までの残日数に対する取得予定の一覧表示などができるという。

レポートイメージ(出典:チームスピリット)
2019年10月から施行する消費税法改正、軽減税率への対応として、税率選択できる費目の選択肢に10%を追加。また、8%固定の費目作成、費目ごとに0%を含む税率の任意設定、税率と利用日に応じた同費目での税区分コードの切り替えなどを可能にしたとしている。
管理者向けの「Leaders」では、シフト管理で部署を指定する場合の簡易検索機能を追加した。
TeamSpiritは、Salesforce.comを活用して統合基幹業務システム(ERP)のフロント機能をまとめて提供するサービス。税別利用料金はSalesforce App Cloud OEMの利用料も含み、1人あたり600円。年間での契約となり、最低利用者数は50人から。
スタンダードなパッケージのほか、マネジメント機能を強化したLeaders、人事情報管理機能を追加した「HR」、HRにマイナンバー管理機器を追加できる「マイナンバーエンジン」をラインアップしている。