デル、初の「Chromebook Enterprise」2機種を発表--「Latitude 5300/5400」

Joshua Goldman (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2019-08-27 08:21

 Dell Technologiesは米国時間8月26日、世界初となる「Chromebook Enterprise」の2in1 PCとノートPCを発表した。「Chrome OS」のビジネス市場での存在感を強化する狙いだ。

Latitude 5400
Latitude 5400
提供:Sarah Tew/CNET

 両デバイスは、選択肢を求める新しい世界に直面するIT幹部らを満足させる設計になっていると、Dellのクライアントソフトウェア担当バイスプレジデント兼データセキュリティ担当ゼネラルマネージャーを務めるBrett Hansen氏は述べた。同氏によると、「彼らは、組織、部門、さらには個人にとって最も理にかなう環境を選択できることを望んでいる」という。その考えの下、DellはGoogleと「Chrome」に関する協議を開始した。

 DellとGoogleは2年近くにわたり、広範な共同開発に取り組んできた。

 「発売と同時に50カ国でこれの販売を開始し、12の異なるキーボード言語に対応する予定だ」とHansen氏は述べた。

 耐久性を高めるためにカーボンファイバーでできており、IT部門によって簡単にメンテナンスが可能だ。また、多様な構成が可能で、「Celeron」からIntelの第8世代「Core」までのプロセッサー、最大32GBのDDR4メモリや最大1TBのエンタープライズクラスのPCIe NVMe SSDドライブなど、さまざまな仕様に対応する。バッテリーは、構成やタスクにもよるが、14インチの「Latitude 5400」で20時間、13インチの「Latitude 5300 2-in-1」で14時間持続可能だ。

Latitude 5300
Latitude 5300
提供:Sarah Tew/CNET

 その他のメリットとしては、VMwareの「Workspace ONE」による統一されたエンドポイント管理、刷新された「Google Admin」パネルと読み込み時間の大幅な短縮、Chromebook上で管理されたLinux環境を実現するオプションなどがある。

 Latitude 5400は699ドル(約7万4000円)、Latitude 5300は819ドル(約8万7000円)からの価格で、いずれも8月27日に発売される。

Latitude
提供:Sarah Tew/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  4. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]