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セールスフォースがインダストリークラウド事業を拡大、製造業や消費財業界に

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2019-09-17 13:28

 Salesforceは新たなクラウドサービスとして、製造業向けの「Manufacturing Cloud」と消費財業界向けの「Consumer Goods Cloud」をリリースした。これは、個別の業界に的を絞ったプラットフォームを提供し、SAPやOracleなどに対抗するために進めている取り組みの一環だ。

 同社はこれまでも、各業界のニーズに自社のCRMシステムを適応させてきた。例えばすでに、金融サービス企業やヘルスケア企業向けのクラウドやデータプラットフォームの提供を始めている。各業界に的を絞った取り組みは、同社の「Customer 360」や「Customer Data Platform」、Mulesoftとの統合とも相性がいい。

 Salesforceの個別の業界を対象とした事業の進め方は、比較的明快だ。同社は、もともと提供しているCRMやカスタマーサービスアプリケーションを通じて、ほとんどの業界に顧客を持っている。またMulesoftを傘下に収めたことで、多くのデータソースとの結びつきも得られた。同社はそれをスタート地点として、さまざまな業界が抱えている固有の課題に取り組もうとしている。

 Manufacturing Cloudが目指すのは、同業界の企業に市場や顧客の需要の全体像を提供し、事業の見通しをよくすることだ。同社はERPのデータや、スプレッドシートやその他のデータサイロを背景に押しやり、カスタマーサービスを前面に押し出そうとしている。

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 Salesforceの製造業担当バイスプレジデント兼最高ソリューション責任者Achyut Jajoo氏は、製造業の企業の前面に出ている営業チームや保守チーム、パートナーなどは、変化の激しい同業界において、早期警戒システムの役割を果たすことができると主張している。実際、製造業の企業は、地政学的な不確実性から、期待が高まっている革新的な技術まで、さまざまな要因に対処しなければならない。

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 Manufacturing Cloudは以下のものを始めとするさまざまな機能を備えている。

  • 販売計画機能は、製造業の企業の経常的な事業を、ERPデータや、計画された生産量や売上高などの契約条件に関する情報を持つ受注管理システムと結びつける。これにより、業務運営チームや営業チームが顧客を総体的に把握できるようになる。
  • 取引先ベースの販売予測機能は、営業、財務、業務運営に関する情報を1つのビューで可視化する。これを利用すれば、利益や売上高、取引などに関する計画や予想をリアルタイムで調整できるようになる。
  • 「Einstein Analytics for Manufacturing」は、営業マネージャーに取引先の健全性や需要に関する知見、販売契約の進行状況などの情報をKPIの形で提供する。

 消費財業界向けのConsumer Goods Cloudが取っているアプローチも、製造業に対するものと似ている。Consumer Goods Cloudは、現場の営業担当者に、小売店における製品の販売売上高を最適化するためのテクノロジーや、販売データを提供する。Salesforceは多くの意味で、「すでに同社のサービスを利用している販売やサービスを担当するユーザーが、バックエンドの情報を活用できるようにする」という取り組みを、さまざまな業界に横展開していると言える。

Consumer Goods Cloud

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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