独SAPの最高経営責任者(CEO)からの退任が発表されていたBill McDermott氏が、ServiceNowの次期CEOになることが米国時間10月22日に発表された。McDermott氏は、退任するJohn Donahoe氏の後任となる。Donahoe氏はNikeのCEOに就任する。
ServiceNowによると、McDermott氏はSAPでの引き継ぎを終えた後にServiceNowに加わるという。Donahoe氏は2017年からServiceNowのCEOを務めており、eBayのCEOを務めた経歴も持つ。またDonahoe氏は2014年からNikeの取締役会に名を連ねている。
McDermott氏は声明で、「世界で最もエキサイティングなイノベーションを推進し、成長を続ける企業の1つ」の舵を取ることになり、「奮い立っている」と述べた。
同氏は「この会社(ServiceNow)は変革をもたらすプラットフォームと、素晴らしい才能にあふれる人材、無限の可能性を有している」と述べ、「Fred Luddy氏は、同社の明るい未来を生み出すための揺るぎない基盤をもたらしてくれた。Johnの後を引き継ぐことは私個人にとって名誉であり、ServiceNowの素晴らしい実績を新たなページに向けて展開していくために力を注いでいきたい」と続けた。
またServiceNowは、2019会計年度第3四半期の仮決算を発表し、通年のガイダンスを修正した。第3四半期の売上高が前年同期比32%増の8億8580万ドル(約960億円)になるとしている。また、第3四半期のサブスクリプション請求は8億6400万ドル(約936億円)だったという。2019年通年では、サブスクリプションの売上高が32億4000万~32億5000万ドル、サブスクリプションの請求が37億4000万~37億4500万ドルになる見通しとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。