ホテル、スキー場、ゴルフ場などを運営するプリンスホテル(豊島区、従業員数7928人)は、フリマアプリ「メルカリ」を活用する決済サービス「メルペイ」を採用。11月11日からQRコード決済での運用を開始するという。同日、メルカリ(港区)の100%子会社でサービスを運営するメルペイ(港区)が発表した。
月間約1400万人の利用があるというメルカリ、メルペイは、特に若年層のユーザーが多いという。メルカリの売上金はポイントとして導入店舗で活用可能なため、レジャー事業を営むプリンスホテル(国内43ホテル、海外含めた総客室数は2万1000以上)各施設の利便性向上を狙えるとしている。
メルペイユーザーは、売上金の活用に加え、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行といったメガバンク4行、イオン銀行やジャパンネット銀行などのネット銀行、70以上の地方銀行からチャージできる。
事業者側に発生する手数料は決済ごとに1.5%。導入する際の初期費用、月ごとの利用料などの固定費は発生しないという。
決済方式は2種類。「メルペイコード決済」では、ユーザーのQRコードを店舗で読み取る「店舗読み取り式」、店舗に設置したQRコードをユーザーが読み取る「お客様読み取り式」が選択可能。ネットショップの場合、住所などにメルカリの登録情報を活用できるネット決済にも活用できるとしている。
ソニーが開発した非接触型ICカードの技術「FeliCa」を採用してNTTドコモが運営する電子マネー「iD決済」にも対応している。

iD決済も活用できる(出典:メルペイ)