「Google マップ」大好き人間だから伝えたい“推し小技”--2020年上半期版(4)

池田園子

2020-03-31 07:30

 2005年2月8日に誕生した「Google マップ」。2020年同日にサービス開始15周年を迎え、アイコンが刷新されたのも記憶に新しい。小さな地図を表現していたアイコンから、Googleのロゴと同じ色のピンに変更された。

 Google マップ一筋になってどれくらい経つかわからない。Google マップがなんとも使い心地が良く、移動に関するあらゆることをサポートしてくれるため、日頃参照する地図といえば、Google マップだけだと言っても過言ではない。

 そんなGoogle マップ大好きな筆者が、2019年に続き2020年も、Google マップの素敵な技の数々を随時取り上げていきたい。本連載では、業務効率化・合理化に役立つGoogle マップ便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第4回目で、PCで使う場合を想定。

1.履歴を残したくないとき、不要なアクティビティを削除する

 Googleでは検索履歴(アクティビティ)を保存しておく、言い換えると、「削除しないでおく」と、Google アカウントを使うさまざまなシーンで利便性が上がる。

 過去に検索・閲覧・視聴した内容が、作業をスムーズに進めたり、新たなコンテンツを見つけたり、途中止めにしていた作業を再開したりすることに役立つからだ。それはGoogle マップでも同様で、「あのとき、どこに行ったんだっけ?」と履歴を遡って調べることができる。

 また、ウェブとアプリのアクティビティをオンにしておくと、マップ履歴に最近検索した場所/クチコミを投稿した場所/共有した場所などが表示される。後で何かを振り返る際にとても便利な機能だ。

 しかし、諸事情があって履歴を削除したい場合、知っておくと良いことがある。画面左上のメニューボタンから、「マップのアクティビティ」→「アクティビティを削除する基準」へ進もう。

 「1時間以内」「過去1日間」「全期間」「指定の期間」「自動削除を設定」と、削除する基準が複数の選択肢として表示される。「1時間以内」「過去1日間」を選択すると、1時間以内や過去1日間のGoogle マップで検索した履歴がそれぞれ即座に削除される。

 「全期間」を選択するとページが遷移し、全期間の検索履歴を削除していいか確認する画面になる。「指定の期間」を選択した場合は、削除する期間の日付を設定し、「次へ」ボタンをクリック。

 「自動削除を設定」を選択すると、「手動で削除するまで保存する」「18か月保存する(経過後は自動的に削除する)」「3か月保存する(経過後は自動的に削除する)」から選択可能だ。ワケあって履歴を残しておきたくないときに思い出してほしい。

2.ストリートビューで過去の画像を表示し、地域の変化を調べる

 Google マップ独特の機能であるストリートビュー。数百万ものパノラマ画像から構成された、Google マップ上に私たちを取り巻く世界を仮想的に表現したサービスだ。

 ストリートビューの写真には、Googleが提供したものと、Google以外の投稿者が提供したものの2パターンがある。

 Google マップまたはGoogle 検索で場所か住所を検索したり、表示したい地図上の場所に人間の形をした「ペグマン」をドラッグしたりすれば、ストリートビューの写真を表示することができる。

 まるで、その地域を歩いているような感覚で、地域がどんな様子なのか知ることが叶う画期的な機能だ。

 実はこのストリートビュー、「過去」の画像も表示可能。地域が変化してきた様子を知ることができる。

 方法は簡単で、ペグマンを地図上にドラッグし、画面左上の「ストリートビュー」表示左にある時計アイコンをクリック。アイコン下部にあるスライダを動かすと、過去の画像が時期に合わせて表示される。

3.飲食店予約機能を活用し、地図上で店探し〜予約まで効率的に完結させる

 Google マップから直接、飲食店の予約ができるのをご存知だろうか。Google マップ上でレストランを検索するか、地図上で目的のレストランをタップしよう。

 続いて、レストランの名前をタップすると、画面左に詳細情報が表示される。当該レストランがGoogle マップからの予約に対応している場合に限るが、席を予約するためのボタンが現れる。

 「席を予約」ボタンをクリックすると、空席の確認と予約のページへと遷移する。人数と日付、予約時間を選択し、「予約」をクリックすればOKだ。

 予約可能時間を表示するなどの本機能の一部は、大手グルメサイトによって提供されている。予約時にはGoogleに登録している個人情報が使われるため、多くの情報を入力する必要なく、手早く予約できるメリットがある。

 今回は2020年3月時点で利用可能な機能を取り上げた。Google マップは業務効率化・時短化に大いに貢献してくれるはずだ。ここに記した小技をぜひ試してほしいし、積極的にいろいろな機能を触ってみてほしい。またいつか時期を見て、Google マップ“推し小技”を紹介したい。

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