地図サービス/アプリといえば、「Google マップ」しか使わないと言っても過言ではない。それくらいGoogle マップのトリコになっている。なんといっても、シンプルで直感的な操作ができること、必要な機能を十分に備えていることは、Google マップの大きな魅力である。
そんなGoogle マップ大好きな筆者が、2020年上半期に続き下半期も、Google マップのおすすめ小技を取り上げていこうと思う。本連載では業務効率化・合理化に役立つGoogle マップ便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第4回目で、「iPhone SE」で使う場合を想定。
1.自転車ルートを活用し、自転車ユーザーに優しい道を通って目的地へと向かう
Googleが9月21日、Google マップにおいて、10都道府県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、北海道、福岡県)で自転車ルートが利用可能になったと発表した。自転車ユーザーにとっては嬉しすぎるアップデートだと思う。
早速使ってみよう。まず、iPhoneでGoogle マップ アプリを開いた後、検索バーに目的地を入力するか、地図上で目的地をタップし、青い線で経路が表示されたら、タクシーアイコンの隣にある、自転車アイコンをタップしよう。
自転車ルートでは細やかな配慮がなされている。具体的には、検索時点での道路状況に配慮し、急な坂やトンネル等、リスクの高い道を避けたルートや、自転車レーンのある道を通るルートを優先的に提案してくれるのだ。
音声ガイダンスにも対応し、スマホの画面を見ずにルート案内を利用できるため、安全な走行もかなう。自転車移動が多い人に利用してほしい新機能である。
2.「保存済み」から一瞬で場所を検索し、目的地の情報を素早くキャッチする
お気に入りの場所やよく行く場所などをGoogle マップに保存している人は多いだろう。そんな「保存済み」の場所をチェックしやすいUIになったのをご存知だろうか。
Google マップを開くと画面下中央に「保存済み」タブができている。タップして次の画面に進むと、最近保存した場所や現在地付近で保存した場所を一覧できる。
保存済みの場所を確認するタイミングといえば、「あの場所、これから行きたいんだけど、どう行けばいいんだっけ?」「お店の名前を忘れてしまった」など、行きたい場所の近くにいるとき、その場所の住所や名称を調べるときではないだろうか。
だからこそ、保存済みタブは、現在地付近で保存した場所にフォーカスして表示されるよう、とても賢い仕様で設計されている。
保存済みの場所にアクセスしやすくなったことから、場所を保存してリストを作る機能を有効活用してみてはどうだろうか。
3.使いやすくなった「投稿」タブから、気に入った場所の情報をアウトプットする
Google マップ画面下に「投稿」タブができ、Google マップ上に口コミを残しやすいUIになった。
こちらは、Google マップでクチコミや写真を投稿したり、質問に回答したり、場所の追加・編集をしたりする、Google ユーザーの世界的なコミュニティー「ローカルガイド」に参加している人にとって、非常にうれしい機能だろう。
会社の集まりで使ったカフェや居酒屋の中で、他の人にもおすすめしたいと思う店があれば、気軽にクチコミや写真を投稿するといい。どんなところが良かったのか、自分で後から見直せるだけではなく、知人に自分の口コミを共有することも可能だ。
ローカルガイドに参加している場合、投稿タブをタップすると、画面上部に「クチコミを書く」「写真を追加」などのアイコンが並ぶ。
その下では、投稿したクチコミ・写真の閲覧数を確認することができる。多くのGoogle マップユーザーの役に立っていることがわかると、投稿するモチベーションも上がるはずだ。
今回は2020年9月時点で利用可能な機能をピックアップした。Google マップは日々の仕事において、業務効率化・時短化をかなえてくれることだろう。ここに記した小技に限らず、さまざまな機能を実際に見て、ふれてみてほしい。今後もまた別の機会に、Google マップ“推し小技”を取り上げたい。