スマホでのVACAN Maps利用イメージ(出典:VACAN)
兵庫県明石市は、施設の混雑状況を地図で確認できるサービス「VACAN Maps」を採用。同市内の41カ所の避難所の混雑状況を1月15日からインターネットで確認できるようになる。明石市とサービスを提供するバカン(千代田区)が協定を同日に締結する。1月8日、バカンが発表した。
「空いています」「やや混雑」「混雑」「満」の4段階で表示する。避難者は災害発生時にPC、スマートフォンから施設の混雑状況を確認できるという。
混雑状況はインターネットの管理画面から職員が更新するとしている。
配信する避難所関連情報のイメージ(出典:VACAN)
VACAN Mapsは、混雑情報配信サービス「VACAN」のラインアップの一つ。新潟県長岡市、宮崎県宮崎市といった避難所のほか、観光地や飲食店などが活用しているという。
PCでのVACAN Maps利用イメージ(出典:VACAN)
避難所以外で導入する場合の税別月額利用料は980円、初期費用として1万円。混雑状況をワンプッシュで更新できるボタン型機器も提供できるという。
ボタン型機器イメージ(出典:VACAN)
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い社会的距離(ソーシャルディスタンス)などが求められており、災害時の避難所でも同様だ。そのため、各避難所の収容可能人数が従来と比べ少なくなる可能性があり、一部の避難所に人が集中することを避け、分散して避難をすることが必要になる。今回の取り組みは、避難所の混雑状況を簡単にスマホなどから確認できるようにし、分散避難を考慮して行動できる環境づくりを図るものと説明している。