米IntelとNTTドコモは4月20日、LTE/5G(第4/5世代移動体通信)対応のモバイルPC「Connected Modern PC(CMPC)」の市場拡大に向けて協業すると発表した。CMPCの導入を検討する企業の負担軽減を目指すとしている。
両者は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う企業でのリモートワークの拡大を背景に、モバイルネットワークに接続可能なCMPCへの需要が高まる一方、導入では端末スペックの検討、ユーザーIDやアクセス履歴などの管理とツールの選定、社外にPCを持ち出すことを想定したセキュリティ対策の検討などで企業の負担が増えていると説明する。
協業では、両者の技術やサービス、パートナー企業のソリューションを活用しながら、企業へのCMPC導入に関する提案、CMPC利用での課題に対する解決策の検討、ソリューションの創出を行い、CMPC市場の活性化を図る。取り組みの第一弾では、日本HPの協力を得てワーケーションをコンセプトとした実証実験を行い、実際にCMPCに触れられる機会を提供。CMPC利用時のセキュリティ課題を分析して、利便性を損なわずに安全性を確保する最適な構成を検討するほか、「場所にとらわれない働き方」などのメリットを探究していくという。また、CMPCの企業導入事例の紹介などプロモーションも行っていくという。