日本ユニシスはワールドグループのファッション・コ・ラボと、OMO(オンラインとオフラインの融合)コマース事業で協業を開始したと発表した。具体的には、小売/通販事業者向けの事業基盤システムを提供する。
ファッション・コ・ラボは、アパレル業界を中心にEC(電子商取引)/OMOソリューション「Omni-Base」を提供している。今回の協業で日本ユニシスは、ワールドが知的財産権を持つOmni-Baseのライセンス提供を受け、同ソリューションに独自の機能を追加し、「Omni-Base for DIGITAL'ATELIER(オムニベース フォー デジタラトリエ)」として、SaaS(Software as a Service)型で広く提供する。
また、ファッション・コ・ラボが得意とする業務支援(サイト制作や物流業務など)を併せて提供することで、企業のOMOやデジタル化をシステムと業務の両面で支援する。第一号の顧客として、大手ファッション小売企業へのサービス提供が決定しており、2022年春の稼動を目指して適用作業を行っている。Omni-Base for DIGITAL'ATELIERは、10億~1000億円規模の事業をサポートする基盤システム。随時、新機能を追加できるため、顧客企業は必要な機能を選択して利用することが可能。SaaSならではの素早い導入ができ、数百億円規模の事業でも1年前後でリリースが可能だという。