筆者が2021年モデルの「iPad Pro」を使ってみた時、前面カメラの新機能「センターフレーム」(米国では「Center Stage」)は、どのビデオ通話アプリとも何もせずに連携させることができた。センターフレームは、被写体が歩き回ったり椅子に座ったまま姿勢を変えたりしても、常にフレーム内に収めてくれる。また、フレーム内に複数の人がいる場合には、全員の姿が見えるようにズームアウトする。
Zoomは米国時間5月26日、iPad Proの新たな処理能力を利用し、センターフレームを正式にサポートすると発表した。「App Store」で今週提供するバージョン5.6.6で対応するという。
Zoomが公開したスクリーンショットを見ると、アプリを開いたままでセンターフレーム機能をオン/オフできるボタンが通話インターフェース内にある。
そのほか、iPad Pro向けに追加された機能の中で特筆すべきは、大人数でのビデオ会議する際のギャラリービューの拡張だ。「iPad」ユーザーは現在、会議で同時に最大25人を表示できる。アップデート後は、2021年モデルのiPad Proを使用していれば、同時に最大48人まで表示できるようになる。Zoomによると、最新版iPad Proではない場合、拡張版ギャラリービューによって同時に表示できる参加者が「数人」増えるというが、正確な数字は明らかになっていない。
提供:Zoom
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。