「Google Workspace」に複数のアップデート--個人事業主向けの新サブスクも

CNET Japan Staff

2021-06-15 11:40

 Googleは米国時間6月14日、生産性スイート「Google Workspace」に関する複数のアップデートを発表した。その一環として、Googleアカウントを所有する全ユーザーがGoogle Workspaceの体験にアクセスできるようになった。「Gmail」で「Google Chat」を有効にすることで利用できるという。

 Google WorkspaceにはGmailとGoogle Chatのほか、「Googleカレンダー」「Googleドライブ」「Googleドキュメント」「Google Meet」などが含まれる。

 また、Google Chatでリアルタイムのコラボレーションを可能にする「Rooms」は今夏「Spaces」となり、重要な情報が目に付くように、UIが整理されたフレキシブルなものになるという。

Google Spaces
提供:Google

 同社は、小規模事業の起業家向けの新しいサブスクリプションサービス「Google Workspace Individual」も発表した。事業の構築にGmailやGoogleドライブなどを利用してきたが、これからは一部のプレミアム機能を利用したいと考える、個人事業主を想定したプランとなっている。同プランは近く、日本を含む6カ国で提供が始まる予定だ。

 同社はさらに、ビデオ会議サービス「Google Meet」の新機能についても説明した。5月に開催された開発者会議「Google I/O」でプレビュー公開された新しい「Companion Mode」は、会議にオンサイトで参加する人とリモートで参加する人が同じ空間にいるような感覚にさせることを目指すものだ。Companion Modeでは、会議の全ての参加者が投票、会議内チャット、挙手などのインタラクティブな機能を利用できる。オンサイトで参加している人は同モードを有効にすることにより、1つのタイルにまとめて表示されるのではなく、一人一人にタイルが割り当てられるようになる。

 Googleによると、30億人以上のユーザーが同社の生産性サービスを、無料のコンシューマー版または有料のビジネス版で利用しているという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]