ライフカード、アイフルギャランティー、AGミライバライのアイフルグループ3社は、法人営業活動標準化による業務効率化と収益向上を目的に、営業支援システムを構築した。
同システムは、サイボウズの業務改善プラットフォーム「kintone」をベースにしたもので、アジャイル開発により約2カ月で導入・運用を開始した。構築はJBCCが担当した。今後の内製化支援もJBCCが担当する。kintoneは、金融機関が情報システムを構築する際の安全基準「FISC安全対策基準」に準拠している。
新しい営業支援システムは、営業プロセスを整理・可視化し、これまで営業部署や担当者自身で行っていたExcelなどによる個別の情報・案件管理を各社で統一された管理体系に移行するのに利用する。稼動後は法人営業活動上の顧客・案件情報がクラウド上で社内共有され、営業担当者がテレワークや外出先からも必要なアクションをタイムリーに行えるようになる。また、営業管理者側は案件進行の適切なタイミングで必要なサポートが可能となる。
システム機能追加の内製化は、kintoneの利便性を生かしていく。アイフルグループのメンバーが開発工程に参画し、kintoneアプリの開発手法とスキルを習得した。これによりユーザー自身でkintoneアプリの改修や新規開発を実施していく。
同システムはクラウドシステム基盤上に構築されているので、適用業務範囲の拡大やグループ会社への展開にも対応可能だ。