「Gmail」大好き人間だから伝えたい“推し小技”--2021年下半期版(2)

池田園子

2021-07-13 07:30

 もう10年以上「Gmail」を使っている。数あるフリーメールの中で、使いやすさやサクサク動く「軽快感」は群を抜き、無料で利用できるのが信じられないほど高機能で、加えてとても簡単に使えるシンプルさにも高い魅力があると思う。

 長年に渡るGmail愛用者として、ここではさまざまなティップスを取り上げていきたい。本連載では業務効率化・合理化に役立つGmail便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第2回目で、PCで使う場合を想定。

1.メールを絞り込み検索し、特定のメールに素早くたどり着く

 膨大なメールの中から、目的のメールを一瞬で検索・アクセスできるのはGmailのすごさのひとつだろう。しかし、検索キーワードによっては、あまりにも多くのメールが対象として上がってきてしまい、目的のメールを探し当てるのに苦労する、なんてことはないだろうか。

 そんなときは、該当メールが「“どこ”にあるか」を絞り込んで検索することをおすすめする。

 具体的には、例えば「送信済みの中にあるな」と思うなら、「送信済み」をクリック。すると検索ボックスに「in:sent」と入力されているのに気づくだろう。その後にキーワードを入力すると、送信済みに入っているメールの中から、キーワードを含むメールを探し出すことができる。「すべてのメール」から探すより遥かに効率的といえるだろう。

 送信済みの「in:sent」の他、スター付きは「is:starred」、下書きは「in:draft」、迷惑メールは「in:spam」、ゴミ箱は「in:trash」と決まったコマンドが存在するが、それらを覚えて入力する必要はない。

 「おそらく、この中にあるだろう」と思う“場所”をクリックすると、検索ボックスにそれぞれのコマンドが自動で入力されるからだ。メール検索時に活用してほしい機能である。

2.受信トレイの各セクションで表示数を調整し、重要度の高いメールを優先的に確認する

 Gmailでは受信トレイを「デフォルト」「重要なメールを先頭」「未読メールを先頭」「スター付きメールを先頭」「優先トレイ」「マルチ受信トレイ」の6種類から選択できる。

 筆者は「優先トレイ」にしていて、上から「重要な未読メール」「スター付き」「その他のメール」と並ぶ。

 このとき、各セクションでメールの最大表示件数を変更できるのをご存知だろうか。

 例えば、「重要な未読メール」をたくさん表示し、「スター付き」は適度に、「その他のメール」は重要度が高くないので、表示件数は少なくしたい、といったカスタマイズが可能なのだ。

 方法は簡単で、各セクション右上にある3つの丸が縦に並んだボタン(受信トレイのセクションのオプション)をクリック。

 「最大表示数」は5件、10件、25件、50件のいずれかから選択できる。各セクションについて、自分にとって適切だと感じる件数を選択したい。

3.アーカイブ機能活用で受信トレイをスッキリさせ、メール処理を効率化する

 メール処理を効率化するため、受信トレイをスッキリした状態にしておきたい——。そう思うならアーカイブ機能を使うに越したことはない。

 アーカイブは、メールを削除せずに受信トレイを整理できる便利な機能のひとつ。見返す機会がほとんどなさそうなメールであれば、確認後すぐにアーカイブしてもいいくらいだ。

 アーカイブしたいメールがあれば、メール上にカーソルを置くと「アーカイブ」アイコンが表示される。それをクリックすればアーカイブは完了となる。

 受信トレイからそのメールは消え去るわけだが、アーカイブしたメールは削除されたわけではないため、検索すると当然ながら検索結果に表示される。

 また、アーカイブしたメールを受信トレイに戻したい場合は、アーカイブしたメールを検索し、メール左横のチェックボックスにチェックを入れ、上部の「受信トレイに移動」アイコンをクリックすればOKだ。

 ちなみに、アーカイブしたメールに誰かが返信すると、そのメールは受信トレイに戻る。

 受信トレイはメールサービスの「顔」ともいえる。そんな受信トレイを整った状態で使いたい人にとって、アーカイブ機能は重宝することだろう。

 第3回に続く。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ChatGPTに関連する詐欺が大幅に増加、パロアルトの調査結果に見るマルウェアの現状

  2. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  3. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  4. セキュリティ

    いま製造業がランサムウェアに狙われている!その被害の実態と実施すべき対策について知る

  5. セキュリティ

    ランサムウェア攻撃に狙われる医療機関、今すぐ実践すべきセキュリティ対策とは?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]