Microsoftが「Windows 11」の新たなプレビュー版をリリースした。新プレビュー「Windows 11 Insider Preview Build 22000.100」では、「Microsoft Teams」のチャット機能が統合されるほか、タスクバーに改良が加えられている。
このプレビュー版は「Windows Insider」プログラムのDevチャネルのユーザーに向けてリリースされている。Windows 11の新しい「Chat」(チャット)ボタンは先週から、Windows Insiderを対象に順次提供されている。このボタンは、「Windows 10」で利用できる「Skype」の「Meet Now」ボタンに代わるものとなるようだ。
新たなプレビュー版では、タスクバーの「Chat」アイコンをクリックする(または、キーボードの「Windows」+「C」キーを押す)ことで、Teamsでの直近の会話を参照したり、新しいチャットや通話を開始したりできる。これはTeamsアプリ本体を起動するショートカットにもなっている。Teamsアプリは、インストールすると表示されるようになるChatのフライアウトメニューから直接起動できるようになっている。
Windows 11ではユーザーインターフェース(UI)が刷新されており、タスクバーの右下にある非表示のアイコン群のフライアウトメニューもそれに沿うような形に更新されている。
さらに、「通知センター」から「フォーカスアシスト」の設定にアクセスするショートカットも追加されている。そして、バックグラウンドで実行されているアプリが何らかの操作を必要とした場合、タスクバー上の該当アプリのアイコンが点滅し、ユーザーに知らせるようになっている。
MicrosoftのWindows Insiderチームは、「Windows 11では、ユーザーの集中力に及ぼす影響を最小限にとどめるような穏やかな方法で、ユーザーの注意を引くようデザインを改良した」としている。
アイコンの点滅はしばらくすると消え、赤く「小さな横棒」がアイコン下部に表示されることで、バックグラウンドで実行されているアプリに何らかの操作が必要であることをユーザーに示すようになっている。なおその際には、アイコンの背景色がピンクになる。
他にも、タスクバー内のタッチキーボードアイコンの大きさが変更されていたり、タスクバーカレンダーの上隅にあるシェブロン(「V」)をクリックした際に、カレンダーフライアウトが完全に収納され、通知領域が拡大されるといった、UIまわりの幾つかの微調整が実施されている。
「Microsoft Store」にも、アプリや動画を選択した際の視覚効果の追加といった、ナビゲーションまわりの改定が加えられている。
また、このリリースで複数の小規模なバグが修正されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。