ガレージや倉庫などの製造、販売、太陽光発電の設置といったさまざまな事業を手がけるカクイチ(長野県長野市、従業員数240人)は、クラウド型のロボティックプロセスオートメーション(RPA)「BizteX cobit」を活用して業務を自動化。複数台の稼働で毎月約250時間を削減しているという。8月5日、BizteX(新宿区)が発表した。
単純なデータ入力業務を効率化すべく、デスクトップ型のRPAを検討。ロボットの作成や修正時にプログラミングなどの専門知識が必要で、メンテナンスしにくかったという。安定稼働が難しく、他業務に横展開しにくい、属人化の危険性などを懸念したと説明。本格導入に至らなかったとしている。
BizteX cobitはシンプルなユーザーインターフェース(UI)のため、扱いやすそうな第一印象を受けたという。クラウド型のため端末依存もなく、属人化の防止も期待できたとしている。
管理画面内にある動画、テキストなどのヘルプコンテンツを参考に、自動化したい業務に合わせたロボットを自作。
4月から活用し、表計算ソフトの情報を太陽光事業の電子申請サイトに登録するという約5分の業務を月3000件、250時間分を自動化したという。
活用イメージ(出典:BizteX)
4台が同時稼働しており、クラウド型のため自宅からでも稼働状況がわかると説明。リモートワークでも活用できるという。
ヘルププコンテンツは改良のヒントにもできるとしている。