東芝ウォーターソリューションズ(TWS)は、インドのビハール州都市インフラ開発公社から同州の下水処理場/ポンプ場建設、運転/維持管理のプロジェクトを受注した。同社は、東芝インフラシステムズのインド現地法人。
このプロジェクトは、インド政府主導で進められているガンジス川浄化計画での下水道整備事業の一つで、TWSが受注したのはガンジス川流域の都市ハジプールの下水処理場建設や15年間のO&M(Operation and Maintenance:運用・保守)契約。下水処理方式は、窒素やリンの除去機能を有する処理方式を採用する。
現在の排水処理場の能力では、毎日ガンジス川に放出される排水のうち処理されるのは一部のみだという。ガンジス川流域の水環境改善は喫緊の課題となっており、インド政府は2015年にガンジス川浄化計画を発表した。
TWSはビハール州で1カ所、ウッタルプラデーシュ州に2カ所、ジャールカンド州で1カ所の下水処理場等の施工実績があり、現在もビハール州で4カ所の下水処理場を建設中だ。