マカフィーとファイア・アイの統合会社、新社名を「Trellix」に

ZDNet Japan Staff

2022-01-19 17:05

 投資グループのSymphony Technology Group(STG)は米国時間1月19日、買収・統合によって2021年10月に設立したMcAfeeの法人セキュリティ事業部門(McAfee Enterprise)と旧FireEyeの製品事業部門による新会社の名称を「Trellix(トレリックス)」にすると発表した。

新社名のロゴ
新社名のロゴ

 この名称には、植物や樹木の支えに使われる「トレリス」に由来し、強く安定した構造をイメージさせるものだという。新会社では、エンドポイントやネットワークでの脅威の検知および対応(XDR)のテクノロジーおよびソリューションを主力に据える。

 最高経営責任者(CEO)のBryan Palma氏は、報道発表の中で「TrellixのXDRプラットフォームは、自動化、機械学習、拡張可能なアーキテクチャー、脅威インテリジェンスを用い、セキュリティ対策に新たな息吹をもたらすことで顧客を守る」と表明。このXDRには、エコシステムを通じて600以上のセキュリティソリューションが連携するとしている。

 STGは、旧McAfeeの法人セキュリティ事業のうちクラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)やセキュアウェブゲートウェイ(SWG)、ゼロトラストネットワークアクセスなど「セキュアサービスエッジ」に分類するポートフォリオについて、2022年第1四半期末に独立事業とすることも発表した。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    量子コンピューターの実用化がもたらす脅威とは?既存の暗号資産を守る“4つのステップ”を徹底解説

  2. セキュリティ

    攻撃者がクラウドを標的にする仕組みとは? CrowdStrikeのレポートから考察する

  3. 経営

    「作って終わり」のマニュアルを「活用される」マニュアルにするためには?

  4. セキュリティ

    脱「PPAP」で考える、重要なファイルを安全に送付・共有する最適解とは?

  5. コミュニケーション

    Slack 導入事例集 2023:伊藤忠テクノソリューションズはいかに営業チームを1つにまとめたのか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]