投資グループのSymphony Technology Group(STG)は米国時間1月19日、買収・統合によって2021年10月に設立したMcAfeeの法人セキュリティ事業部門(McAfee Enterprise)と旧FireEyeの製品事業部門による新会社の名称を「Trellix(トレリックス)」にすると発表した。
新社名のロゴ
この名称には、植物や樹木の支えに使われる「トレリス」に由来し、強く安定した構造をイメージさせるものだという。新会社では、エンドポイントやネットワークでの脅威の検知および対応(XDR)のテクノロジーおよびソリューションを主力に据える。
最高経営責任者(CEO)のBryan Palma氏は、報道発表の中で「TrellixのXDRプラットフォームは、自動化、機械学習、拡張可能なアーキテクチャー、脅威インテリジェンスを用い、セキュリティ対策に新たな息吹をもたらすことで顧客を守る」と表明。このXDRには、エコシステムを通じて600以上のセキュリティソリューションが連携するとしている。
STGは、旧McAfeeの法人セキュリティ事業のうちクラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)やセキュアウェブゲートウェイ(SWG)、ゼロトラストネットワークアクセスなど「セキュアサービスエッジ」に分類するポートフォリオについて、2022年第1四半期末に独立事業とすることも発表した。