ストライプジャパン、インターネット向け決済処理プラットフォームをアップデート

NO BUDGET

2022-10-17 07:32

 ストライプジャパンはインターネット向け決済処理プラットフォーム「Stripe」のアップデートを発表した。

 主なアップデート内容は、3Dセキュア2.0への完全移行、売上入金サイクルの短縮、銀行振込の入金確認頻度向上、「カスタマーポータル」をノーコード化となっている。

セキュテリィおよびユーザー体験の向上策
セキュテリィおよびユーザー体験の向上策

 3Dセキュア2.0(EMV-3Dセキュアあるいは3DS2)は、一度だけ使えるワンタイムパスワードによる認証により、第三者によるアクセスの抑止や、パスワードの管理が容易となっている。今回のアップデートでは、ブランド認証ページに遷移する動きが必要となっていた前バージョンの3Dセキュア1.0(3DS1)と比べ、セキュリティの強化だけでなく、認証手順の改善によるユーザビリティの向上とドロップ率(かご落ち率)の解消が期待できる。

 売上入金サイクルについては、JCB取引の売上入金サイクルを30日から最短4営業日後に短縮し、Visa、Mastercard、American Expressなど同サービスで扱える全てのカードブランドの入金日が同一なった。全ての売上入金サイクルが4営業日になることで、売上金の入金予測やトラッキングなどを容易にする。

 入金確認頻度については、銀行振込の自動入金確認(消し込み)が今まで約1日かかっていたが、1時間ごとに実施できるようになった。

 決裁サービス利用者がアカウント情報を一元管理できるカスタマーポータルをノーコードで利用できるようにした。サービス利用者にURLリンクを提供するだけで、利用者側でサブスクリプション(サブスク)の更新、一時停止やキャンセル、決済手段の更新、請求書(インボイス)履歴の表示などができるようになる。またノーコード化により利用者への連絡、新しいカード情報の登録、カード情報とサブスクリプションのひも付けや契約の管理などの隠れた負担・コストを軽減できる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  2. セキュリティ

    MDMのよくある“12の悩み”を解決!Apple製品のMDMに「Jamf」を選ぶべき理由を教えます

  3. ビジネスアプリケーション

    CIO必見、経営層に響く「AIエージェント導入」説明--7つの役職別シナリオで解説

  4. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  5. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]