ヤマハは、クアルトリクスの従業員体験(EX)管理ソリューション「Qualtrics EmployeeXM」を採用した。クアルトリクスとコーン・フェリーが11月29日に発表した。
ヤマハでは、従業員を対象にした意識調査を実施する際、調査の設計から実施、集計・分析までに多くの時間と手間がかかってしまうことが課題となっていた。さらに、この調査は、準備も分析も社内のみで完結させていたため、自社のポジションを確認するための指標となるベンチマークデータもなく、「優先的に取り組むべき課題」や「前回からの改善アクションの効果」の把握が困難だった。
戦略的人事アドバイザリーのエキスパート集団であるコーン・フェリーからのコンサルティングと、グローバル大企業から中小企業まで広く利用されているクアルトリクスのEX基盤を併用することで、組織運営における「現在、最優先で改善すべきポイントの洗い出し」と、「改善からアクションへの成果の可視化」に効果的にアプローチすることを期待している。
ヤマハは、従業員向けサーベイの実施回数が無制限のライセンスを採用した。このため、今後はエンゲージメント調査のみにとどまらず、EXをより高い頻度で調査するパルスサーベイや、人事領域に限定されない個別調査にも活用することを計画中だ。