「Slack」に「ChatGPT」導入へ--要約や下書き作成が可能に

Sabrina Ortiz (ZDNET.com) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)

2023-03-08 10:33

 Salesforceは米国時間3月7日、OpenAIとの提携により、傘下の企業向けメッセージングプラットフォーム「Slack」に「ChatGPT」の高度な人工知能(AI)技術を実装したと発表した

Slack向けChatGPTアプリ
提供:Slack

 Slack向けChatGPTアプリにより、企業でのコミュニケーション方法が最適化され、貴重なビジネスリソースである時間を節約する一助になるとしている。

 OpenAIがSlackプラットフォーム上に構築したこのアプリには、メッセージの作成や閲覧にかかる時間を減らすのに役立つさまざまな機能がある。

 Slackユーザーは、注目を集めているChatGPTの文章生成能力を活用し、AIの助けを借りて数秒でメッセージの下書きを作成できるようになる。

 また、AIが生成するカスタム要約により、ボタンをクリックするだけでチャンネルやスレッドにおける最新のやり取りの内容を把握できる。これにより、移動中でも容易に最新の情報を確認できるようになる。

 さらに、AIを活用した調査ツールにより、アプリを離れたり検索エンジンを使ったりしなくても、十分な情報を得た上でメッセージを作成できるようになる。

 このアプリは現在ベータテスト中で、まだ一般公開されていない。

 OpenAIはウェブサイトでSlack向けアプリのウェイティングリストへの登録を受け付けており、ここでベータテストへのアクセスを申請できる。登録フォームには氏名やメールアドレスのほか、想定する同アプリの用途などを入力する必要がある。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]