海外コメンタリー

M2 Max「MacBook Pro」をクリエイター目線でレビュー--プロ動画編集者の心をつかんだ点

June Wan (ZDNET.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2023-04-12 07:30

Apple「MacBook Pro」(16インチ、「M2 Max」搭載、2023年モデル)

 Appleが自社製チップに移行してノートブックハードウェアへの取り組みを新たにして以来、筆者のように「Windows」と「Android」を使用する人間でさえ(これから「MacBook」をレビューしようという者にしては、ずいぶんな組み合わせであることは承知している)、「MacBook Pro」シリーズの優位性を全面的に認めるようになった。

 そのため、16インチMacBook Proの「M2 Max」搭載モデルが、複数のブラウザータブの実行、テレビドラマ「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」のストリーミング、さらにはベンチマークのスコアがどれだけ優れているかについて、3000語のエッセイを書くつもりはない。本記事をクリックした人なら、Appleのフラグシップノートブックが上記の項目において優れた性能を発揮することはすでにご存じのはずだ。

 本記事では、スポーツネットワークOvertimeのプロデューサー兼編集者であるTom Filip氏の協力を得て、AppleのMacBook Proのターゲットユーザーに当てはまる同氏とともに、専門的なコンテンツ制作におけるMacBook Proの性能を見ていく。われわれ2人が今後改善の余地があると感じた機能を含めて、同氏の体験の概要を紹介しよう。

仕様

ディスプレイ

16.2インチ「Liquid Retina XDR」ディスプレイ(3456×2234、16:10)、120Hz

プロセッサー

12コアCPUと38コアGPUを搭載したM2 Max

RAM/ストレージ

最大96GBのRAMと最大8TBのストレージ

バッテリー

100Wh(最大22時間の動画再生)

サイズ

14.01×9.77×0.66インチ(35.57×24.81×1.68cm)

重量

4.8ポンド(2.16kg)

ポート

HDMI(2.1)×1、Thunderbolt 4×3、SDXCカードスロット×1、3.5mmオーディオジャック×1、「MagSafe 3」×1

接続性

Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3

このモデルでの新機能

 表面的には、新しいMacBook Proのハードウェアの多くは2021年モデルから引き継がれている。たとえば、頑丈でしっかりとした作りのアルミニウム製の筐体、画面上部のノッチに配置された1080pの「FaceTime」カメラ、指の脂が付きやすいキーボードが引き続き採用されているほか、ワイドなステレオサウンドを出力するスピーカーは依然として、筆者がこれまでに使ったノートブックの中で最高の音質だ。したがって、今回も予算とサイズの好みが、14インチと16インチのどちらのMacBookにするかを決める最も重要な要因となる。

 2023年モデルの変更点は、内部に関するものがほとんどだ。プロセッサーのアップグレード、接続機能、バッテリー持続時間などについて、以下で詳しく解説する。

1. すでに強力だった「M1」をさらに上回るM2 Max

「Premiere Pro」でタイムラインをスクロールするのは、「Final Cut Pro」のときと同じくらい快適だ。(提供:June Wan/ZDNET)
「Premiere Pro」でタイムラインをスクロールするのは、「Final Cut Pro」のときと同じくらい快適だ。
提供:June Wan/ZDNET

 2021年のMacBook Proで採用されたAppleの「M1 Max」チップは、10コアCPU、32コアGPU、最大64GBのユニファイドメモリーを搭載していた。Filip氏の既存の作業マシンに搭載されていたのが、まさにそのチップだ。したがって、次はAppleが、アップグレードされたM2 Maxチップ、38コアGPU、最大96GBのユニファイドメモリーによって、高性能化を実現する番だった。

 「私の毎日のワークフローでは、当社のメディアチャンネル全体の動画用に約4TB相当の映像を編集する」とFilip氏。「これらSSD(同氏は積み上げられたLaCieのドライブを指さした)の2~3台分をMacBookにインポートして、多数の未加工4Kクリップを再生し、物語を伝える最高のタイムラインを作成する必要がある」。このすべてを厳しい納期で実行しているという。全編動画(約15分)1つにつき2~3日かけてつなぎ合わせる。

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