第一生命保険(第一生命)は、タレントマネジメントシステム「Talent Palette」(タレントパレット)を導入した。提供元のプラスアルファ・コンサルティングが5月30日に発表した。
タレントパレットは、採用から育成、配置、評価、登用、活躍までを一気通貫で行い、人材情報を活用した人事戦略を支援するタレントマネジメントシステム。同システムの契約社数は2023年3月末時点で約1200社だという。
タレントパレットの利用イメージ
第一生命は、変革を支えるグループ全体の人材戦略として「4つの体験価値(保障、資産形成・承継、健康・医療、つながり・絆)の実現を支える多様な人材が活躍する組織へ」「一人一人の自律的なキャリア創出によるポテンシャルの最大化」を策定している。同社は、データ活用の高度化や人材と職務のマッチング向上に期待し、タレントパレットを導入した。今後は所属長や従業員による活用も予定しているという。
第一生命グループは「全ての人々の幸せを守り、高める。」というビジョンの実現に向けて、従業員一人一人が健康で誇りとやりがいを持ち、仲間と共に活躍できる組織運営を行っているという。今回の導入により、従業員間のコミュニケーション活性化や一人一人のやりたいことや在りたい姿といった「Myキャリア」を実現し、個人のスキル向上やポテンシャル発揮につながると期待している。
第一生命の担当者は「タレントパレット導入以前は、人事基幹システムや表計算ソフトから人材情報を検索し、人材管理や施策の検討・分析を行っていた。オールインワンで人材管理から分析・活用まで行える同システムを利用することで、データの作成・検索・集計・提供などの定型業務が削減され、人材戦略の実現に向けた施策の立案など付加価値の高い業務により時間を使えるようになる。タレントパレットの豊富な機能を活用することで、従前より包括的に人事施策の高度化・効率化が図れると期待している」とコメントしている。