伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は4月1日、同日付で代表取締役社長に就任した新宮達史氏のメッセージを発表した。
伊藤忠商事は2023年8月、子会社のデジタルバリューチェーンパートナーズを介して、CTCの普通株式に対する公開買付け(TOB)を開始すると発表。CTCは2024年2月1日、柘植一郎氏が代表取締役社長を退任し、伊藤忠商事で常務執行役員 情報・金融カンパニー プレジデントを務めていた新宮氏が就任すると明らかにした。異動に当たり、柘植氏は取締役会長に就任した。新宮氏のメッセージは下記の通り。
世界は多くの問題で溢れており、企業にとって社会課題への取り組みは避けて通れないものになっています。課題解決につながる事業を進めて収益を生み出す経営体質をいかに強化できるかが今後の成長を大きく左右することになるでしょう。改めて、ITによる業務効率化やコストの最適化を推し進め、成長領域への投資を積極的に実行することで、筋肉質な組織かつメリハリのある経営を目指します。
その上で、AIによるソリューションの高度化や先端技術に対する知見の拡充に取り組み、クラウドネイティブ技術を含めたコアビジネス領域も深耕しながら、さらなる技術力の強化に臨みます。CTCの強みである技術力を生かした実績を積み上げれば、お客さま企業のITパートナーとしての存在感やブランド価値も一層高まり、人材の拡充、ひいてはさらなる技術力の強化につながります。このようなプラスのスパイラルを創出して、社会の中でもっと大きな役割を果たせる会社に成長させていきます。