東急リゾートは、経営管理プラットフォーム「DIGGLE」の導入によって部門主体での予実管理文化の醸成と経営の意思決定の質向上を目指している。DIGGLEが5月7日に発表した。
DIGGLEは、予算策定・予実突合・見込み管理・レポートといった経営管理に求められる業務全体を単一基盤で支援する。東急リゾートは、グループ企業での採用をきっかけに導入検討を進めたという。予算や見込みなど数値の追加や変更などもDIGGLEの画面上で行える点も評価している。さらに、物件ごとなど勘定科目よりも細かい単位で予実を管理できる点や、非財務指標(KPI)の登録や、計算式への活用が可能なこともポイントになった。
同社では、DIGGLEを用いて契約発生ベースでの売り上げや実収ベースでの売り上げなど複数パターンの予算数値の策定を進める。また案件(物件)別での収益・予実差異の可視化や、各部門主体での費用管理を実現し、全社にわたる数値意識の向上も目指す。加えて非収益部門の費用配布によって収益部門における利益管理文化を醸成していく。
DIGGLEを導入する以前は、予実を管理するための計算に用いる関数の保守や、各数値の算出ロジックの読み解き作業に膨大な工数がかかっていた。また各部門が独自に予実管理用のフォーマットを作成、運用していたという。