primeNumberは5月9日、データカタログに特化した新サービス「COMETA」の提供を開始すると発表した。また、新たな取り組みとして「DATA ORCHESTRATION CLOUD」構想を掲げ、主力製品のブランド刷新も明らかにした。
COMETAは、データの発見・理解・活用に焦点を当てたサービスで、データ活用のリードタイム短縮やガバナンス、品質モニタリングを可能にし、データによる意思決定の文化を醸成することを目指す。これにより、組織のデータ活用フェーズや部署を横断した社内のデータ活用範囲に応じた利用が可能。また、primeNumberの他のソリューションと並行して活用する包括的なサポートも提供する予定だ。
併せて、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とパートナーシップ契約を締結し、COMETAとNTTコミュニケーションズの「Smart Data Platform」を組み合わせることで、より多くの企業のデータ活用を支援する方針だ。
DATA ORCHESTRATION CLOUD構想は、同社が提供するサービスやプロダクトを含め、同社のビジョンを実現するための取り組みの総称になる。企業がデータ活用の進行状況に応じて、さまざまな場所にあるデータを組み合わせ、分析や活用するための一連のプロセスを自動化し、一元的に管理・運用できるよう、プロダクトの提供や業務支援を行う計画だ。
同構想の実現に向けて、サービスやプロダクトなどさまざまな情報を発信するサイトのα版が公開された。同サイトでは、primeNumberのサービスを利用する企業がどのようにデータをビジネス活用しているのか、そのコンテンツやセミナー情報などの知見を発信していくという。
2018年10月に提供を始めた「TROCCO」は、現在1000を超える企業や団体に提供されており、データ基盤の構築・運用に必要な機能を提供している。2024年4月には提供プランを刷新し、海外展開も拡大させている。
DATA ORCHESTRATION CLOUD構想の下、TROCCOはデータ基盤の構築やデータの分析/活用を素早く安全に行えるプロダクトに発展していくという。また、ロゴタイプが小文字の「trocco」から大文字の「TROCCO」に変更され、色調も赤色に近いオレンジ色となった。これは、同社のビジョン「あらゆるデータを、ビジネスの力に変える。」という熱意を表し、顧客へのビジネス貢献への強い意志を示しているという。
さらに、これまでのデータ転送がイメージできる乗り物のトロッコを模したロゴの印象は残したまま、信頼性の感じられるデザインに変更することで、より多くの企業に利用されるサービスへと進化させていく意思を伝えているとのこと。
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