primeNumberは5月14日、データ活用環境の運用や規模拡大をサポートする新サービス「DataOps支援」の提供を開始すると発表した。課題の洗い出しからシステム整備、改善までを伴走型で支援する。また、データ活用人材の育成など組織全体でデータを活用できる環境を構築する。
データ基盤は多くの企業で導入され、事業の課題解決や業務効率化に活用されている。だが、組織全体でデータ活用を進め、ビジネスニーズに対応するには、秘匿性の高いデータへのアクセス制限や、データの乱立による分析効率の低下、データの理解や活用能力の不足、データ品質の問題、データ作成過程の不明瞭さなど、解決すべき課題が多い。
DataOps支援では、これらの課題に対して企業のデータ環境の評価、改善策の計画立案といったコンサルティング支援から、データエンジニアリングの知見を基にした、最適なデータ環境の構築まで対応する。DataOpsを通じて組織全体のデータ活用を促進し、データをビジネス価値につなげられるよう支援する。
具体的なサービス内容としては、データ基盤アセスメント、運用支援サポート、組織強化ワークショップ、コスト最適化などの全体共通サービス、データモデリング再検討、メタデータ管理、データセキュリティ、開発プロセス改善などが挙げられる。
primeNumberが提供するデータカタログ「COMETA」を活用し、効率的なメタデータ管理を可能にするほか、データ基盤の総合支援サービス「TROCCO」を用いて、既存のデータ基盤を効率的に刷新することが可能という。さらに、それぞれの企業で利用しているデータ活用環境を用い、実際に手を動かしながらワークショップを実施するとしている。