Hewlett Packard Enterprise(HPE)は米国時間6月17~20日、ラスベガスで年次イベント「HPE Discover 2024」を開催した。メイン会場はThe Venetian Convention and Expo Centerだが、基調講演は2023年秋にオープンしたばかり球体型アリーナ「Sphere」で行われた。Sphereで基調講演が開催されるのはIT業界初だ。AIブームもあり、活気に満ちたイベントとなったイベントを写真で振り返る。
(取材協力:日本ヒューレット・パッカード)

展示エリアの入口近くで「Antonio Neri CEO」ならぬ「Antonio Nearly」がお迎えした(Nearlyは英語で「ほぼ」の意味。「ほとんどAntonioとなる」)。HPEのハードウェア、インタラクティブな生成AIホログラムを使い、79台のカメラで撮影した3600点近くの写真、147GBのデータを用いてアバターを作成した。手の組み方などにNeri氏らしさを感じた。HPEの技術ポートフォリオ、サービス、ソリューションに関するデータのみでトレーニンングされ、ガードレールにより、それ以外の質問には答えない。NVIDIAのHunag氏は、「ポケットの中に何が入っているの?」と尋ねたが、「答えられない」と返されたそうだ。