「Google Workspace」を利用しているユーザーは、業務プロセスの効率化のためにGoogleの生産性アプリを多用しているだろう。現在、GoogleはWorkspaceユーザー向けに独立したAIチャットボットを提供し、これらの作業をより簡単にし、長期的に時間を節約できるようにしようとしている。
Googleは米国時間9月24日、Workspaceの「Business」「Enterprise」「Frontline」プランにスタンドアロンの「Gemini」アプリを追加すると発表した。同アプリは、組織の情報を安全に保つために、エンタープライズレベルのデータ保護機能を備えるように最適化されている。
Today, we’re announcing that the Gemini app will be available to #GoogleWorkspace customers with Business, Enterprise, and Frontline plans. Keep your organization's data secure and compliant – all while delivering higher quality work with gen AI. → https://t.co/y933k5k4m7 pic.twitter.com/pwZezyGqpf
— Google Workspace (@GoogleWorkspace) September 24, 2024
Geminiアプリの追加は重要である。以前は、組織が「Gemini for Workspace」アドオンを購入する必要があり、価格はGemini Businessで1ユーザー当たり月額20ドル、Gemini Enterpriseで同30ドルだった。このアドオンは、「Gmail」「Docs」「Drive」「Slides」「Sheets」「Meet」などのGoogleスイート内でGeminiにアクセスする唯一の方法であることに変わりはない。
ただし、スタンドアロンアプリでも、テキスト作成、シートの数式作成、スライド用の画像生成、ドキュメントの説明など、Geminiの支援機能はほとんど同じである。唯一の違いは、アプリ内に統合されているのではなく、ユーザーがウィンドウを切り替える必要がある点である。
Googleはまた、Gemini for Workspaceに新しい業界認証(SOC 1/2/3、ISO 27001、ISO 27701など)を導入した。これにより、ワークフローにAIを組み込み、気密性の高い企業データにアクセスさせることに対する懸念に対応する。
さらに、同社は新しいセキュリティアドバイザーも発表した。このアドバイザーは、個人的なセキュリティ専門家として機能し、IT管理者に実用的な洞察を提供したり、脅威の防止やサイバー脅威の撃退のためのデータ制御を支援したりする。
また、セキュリティを最適化するための詳細な推奨事項などの洞察をIT管理者にメールで送信する。同サービスは、今後数週間以内に全てのBusinessエディションの顧客に提供される予定だ。
提供:Maria Diaz/ZDNET
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。