全日本空輸(ANA)グループのANA Xは、バルテスが提供するテスト自動化ツール「T-DASH」を導入した。1月28日にバルテスが発表した。
ANA Xでは、旅行事業やライフサービスなどを展開。R&D推進部では、最新テクノロジーの導入を通じた業務効率化を推進し、同部が取り組む「TaaS」(Travel as a Service)プロジェクトでT-DASHを採用し、業務効率化と生産性向上を実現した。
TaaSプロジェクトでは、ANA公式サイトを通じたホテルやレンタカー予約機能の統合を進めていたが、手動によるリグレッションテスト(回帰テスト)は作業負荷が高く、リリーススケジュールの短縮が課題になっていたとのこと。
T-DASH導入により、リグレッションテストを自動化したほか、再利用性の高いテストシナリオを構築し、業務効率化と生産性向上に結びつけたという。
今後は、他部署や関連プロジェクトにおいてもT-DASHの活用を広げていくとのこと。最新バージョンで追加されたスマートフォン向けアプリケーション対応機能にも、作業効率化への期待を寄せているという。