日立ソリューションズとノベルは11月15日、セキュリティ分野での協業を拡大すると発表した。第1弾として、日立ソリューションズが独自に開発した「Novell Sentinel Log Manager向け 日本語レポートツール」を「Novell Sentinel Log Manager」とともに、同日より提供開始する。
Novell Sentinel Log Managerは、ノベルが提供する統合ログ管理製品。Novell Sentinel Log Manager向け 日本語レポートツールは、同製品にオプションで追加が可能な、J-SOX法のIT全般統制を支援するレポートテンプレートとなっている。Novell Sentinel Log Managerのログ情報をベースに、レポートを自動的に作成するという。このテンプレートにより、導入企業のIT部門はNovell Sentinel Log Managerのレポートのカスタマイズ作業を行う必要がなく、またエンドユーザーはレポート作成に要する時間を大幅に削減できるとしている。
Novell Sentinel Log Manager向け 日本語レポートツールの提供価格は、10万5000円。今回の協業では、日立ソリューションズがNovell Sentinel Log Managerと同アドオンソリューションの販売およびコンサルティングを、ノベルがNovell Sentinel Log Managerの技術サポートを行う。両社は、今回の協業拡大を皮切りに、IFRS(国際会計基準)やPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)など、今後ニーズの拡大が予想されるセキュリティ基準にも対応できるソリューションの開発を共同で進めていく予定という。