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Interop Tokyo|ShowNet 2015 先進のネットワークプラットフォームを支えるデルのOpen Networkingスイッチ - (page 2)

ZDNet Japan Ad Special

2015-07-31 12:00

[PR]Interop Tokyoでは、「実際に最新のネットワークが動いているところが見られる」ことを当初から重視しており、ネットワーク業界の研究機関やベンダー各社が総力をあげて作る「ShowNet」が目玉となっている。

ShowNet 2015のNFVは
スケールアウトとパフォーマンスが進化

── Interop Tokyo 2015のShowNetにおけるSDN/NFVのチャレンジとはどのようなものでしょうか

関谷氏:ShowNetでは、2013年、2014年にもNFVを用いたソフトウェアによるネットワークインフラの実現に関する実証実験を行いました。その中で見えたことは、短期間の実装と検証では、汎用的に使い物になるインフラをソフトウェアのサービスチェイニングにて構築することは難しいということです。半年かけて準備しているとはいえ、Interop開催中のみの一時的なもので、NFVやサービスチェイニングといったソフトウェアを組み合わせたインフラは、従来のハードウェアを用いたインフラよりも、より長期間にわたって検証を続けることが必要となるためです。

 そこで慶應義塾大学SFC研究所が中心となって、大学研究者やITベンダー各社が集い、「次世代ネットワークサービスプラットフォーム(NSP)コンソーシアム」を発足し、中核技術であるNFVに関する研究に取り組んできました。Interop Tokyo 2015は、その研究結果を発表する場でもありました。

 次世代のネットワークには、動的な構成変更とモビリティが必要とされています。汎用機器を用いて、柔軟に規模を変化でき、必要な場所で必要なサービスを提供できる普遍性、従来のネットワーク機器やデータセンターといった「位置」という呪縛からの解放です。

 ShowNet 2013および2014では、仮想化環境を用いたSFC(Service Functions Chaining)の検証が行われました。NFV基盤を構築してオーケストレータを用い、出展者の要望に応じて、NATやファイアウォール、DPI(Deep Packet Inspection)といったサービスを柔軟に提供することに成功しました。従来は、VLANの取り回しで対応していたのですが、要求が変更されるたびに複数の機器に対する設定変更作業が必要となっていました。

 現状のNFVは、結果的にベンダー依存になるものが多く、マルチベンダー環境を実現しようとするとオーケストレーションが非常に困難になるという課題があります。細かな作りこみが必要で、結果的に構築されたインフラの耐久性がナイーブなものになってしまいます。ShowNetの検証では、思うように性能が発揮できなかったことも課題となりました。真の次世代NSPを目指すには、よりタフで拡張性のあるインフラを構築する必要があります。それが、ShowNet 2015におけるチャレンジでした。

 最大のポイントは、「スケールアウト」です。ShowNet 2015 では、ShowNet NOCメンバーの一人である中村遼氏の研究成果を用い、リソースを並べれば並べただけの性能向上を得ることができるアーキテクチャを提案し、構築しました。VMやそれを稼働させるハイパーバイザの構成は一元化しており、コピーするだけでインスタンスを追加することが可能です。さらに、OpenFlowとNFVを組み合わせ、必要な機能単位でのスケールアウトを実現しました。また従来通り、Webポータルを用いてユーザーごとにチェインしたいサービスを選択できるような仕組みを設けました。非常に柔軟で、規模性にすぐれたネットワークインフラを実現できたのは、大きな成果です。


スケールアウトするNFV

Webポータル画面

 今回のShowNetでの実証実験成果も取り入れ、次世代NSPコンソーシアムでは、次世代ネットワークを支えるインフラの完成に向けて、さらにチャレンジを続けていきたいと考えています。

次世代NSPを支える
デルのOpen Networkingスイッチ

── ShowNetでは、デル製品が大いに活躍したと聞いています

関谷氏:デルは次世代NSPコンソーシアムの幹事会社を務めており、技術的にも多大な貢献をしていただいています。ShowNetでも活躍し、個人的にも注目しているのは、同社のOpen Networkingに対応した「Dell Networkingスイッチ」です。いわゆるホワイトボックススイッチに分類され、ユーザー自身が自由にネットワークOSを選択することができます。サポートするOSが非常に多く、デル自身が提供する「Dell Networking OS」のほか、Cumulus NetworksやIP Infusion、Big Switch Networksなどが提供するOSも利用できます。

 ShowNet 2015では、ネットワークOSとしてCumulus LinuxやSwitch Light OSを採用しました。スイッチをLinuxサーバー化することで「OVSDB(OpenvSwitch管理プロトコル)」をフル活用し、物理環境も仮想化環境も統合的に管理できるところに着目しました。

 Dell Networkingスイッチは、ハードウェアが非常に先進的で、コンパクトな筐体にもかかわらず、高性能かつ高密度であることも魅力ですね。タップ、L3スイッチ、OpenFlowスイッチなど、いずれの用途にも当てはまります。

 ShowNetでの活用例として、まずDell Networking S6000-ONにインストールし、VXLANの終端ポイント(VTEP)として配備しました。Big Switch Networks社のSwitch Light OSを搭載してBigTap機能を用い、セキュリティモニタリングにも活用しました。もちろんそれだけでなく、「S3048-ON」もデータセンターのToR(Top of Rack)スイッチとして活用されました。尚、発表されたばかりの「Z9100-ON」や「S4048-ON」は、デルブースに設置されておりました。

 ShowNet 2015では、NFVと次世代NSPの実現に向けて大きな前進が得られました。デルの技術と製品が、この進歩に大きく寄与してくれたのは疑いようのない事実です。研究者としても、さまざまな検証に用いることができる点で、Open Networkingのコンセプトに将来性を感じています。今後もいっそうの発展を期待したい技術の1つです。

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