エージェントレス技術を用いた高い監視クオリティ
サーバーやネットワークの監視を行う場合、監視ソフトウェアを用いることが一般的だ。しかし、多くの監視ソフトウェアが採用しているのが監視プログラム、いわゆるエージェントを各サーバーインストールするというものだ。
この場合、導入時の人的リソースを含めて多大なコストが必要となるケースが多く、時には製品コストを上回るケースも出てきてしまう。さらに、実際のウェブサービス利用を想定したサービスレイヤーの監視を行った場合、十分な対応が行えていないことも少なくない。その結果、サービスをユーザーへ正常に提供できているかを確認することが難しくなり、気づかぬうちに障害や損害が山積する危険性も出てきてしまう。
これを回避するには、監視対象側となるサーバーやネットワークに特別な設定作業などを要求しない「エージェントレス方式」を採用した監視ソフトウェアを導入する方法がある。管理サーバーから対象となるサーバーの監視を行うことができるため、導入は極めてスムーズかつ効率的に進めることができる。また、サーバーを止めずにシステムを拡張することができるため、ウェブサービス上での機会損失を防ぐことが可能だ。さらに設定や管理、運用コストといった部分における手間を大幅に削減し、T.C.Oを最適化することが可能となるのだ。
当然、サービスレイヤーの監視においても、管理画面から直感的かつ簡易な設定が可能となるため、サービス上の利用異常の発見や報告も早期に行え、トラブルが起こっても早期復旧が可能だ。
また、次世代インターネットプロトコル技術のIPv6や仮想化ソフトウェアとして代表的な「VMware vSphere 4」にも対応予定であり、仮想化環境下でシステムを構築・運用しているユーザーにとっては、トラブル時のサポート対応等、安心して導入できるであろう。
大幅な運用コストの削減が可能に
例えば、既存の監視ソフトウェアにおいて年間約1500万円の保守ライセンスを運用コストとして費やしていたISP事業者は、エージェントレス方式のソフトウェア導入したところ、保守ライセンスを年間700万円にまで削減。それだけでなく、運用に必要な作業量や必要スキルも軽減され、それまで年間に2500万円費やしていた人件費などの運用業務コストを1150万円にまで下げることにも成功した事例もある。
このホワイトペーパーでは、エージェントレス方式を採用したサーバー・ネットワーク監視ソフトウェア「パトロールクラリス」の導入によって得られる数々のメリットや事例を解説している。
現在、商用の統合監視ソフトウェアを利用中の企業向けに、パトロールクラリスの導入によって監視レベルを落とさず50%以上のコスト削減を提案する「サーバー・ネットワーク監視・運用コスト削減支援キャンペーン」を実施している。詳細はホワイトペーパーにて確認いただきたい。
また、パトロールクラリスを提供しているコムスクエアは6月10日から12日にかけて開催される「Interop Tokyo 2009」に同ソフトウェアを出展することが決定しており、展示会場内の「Shownet」も併せてパトロールクラリスで監視される。
サーバー、ネットワーク機器を利用しているすべての企業は本ホワイトペーパーと合わせて、Interop Tokyo 2009でパトロールクラリスに直接触れてみることをお勧めしておきたい。