自動車のブロックチェーン支出はデータの分散管理やセキュリティに注目

NO BUDGET

2017-09-14 07:40

 フロスト&サリバン ジャパンは、9月12日、自動車産業におけるブロックチェーン技術活用の見通しを発表した。自動車産業におけるIT関連支出は、2015年の379億米ドル規模から2025年には1688億米ドル規模に成長し、そのうちブロックチェーン技術関連支出が占める割合は0.6%(10.1億米ドル)になると予測される。

 また、自動車販売やカーリース、生産物流管理、モビリティサービス、スマートマニュファクチャリング、コネクテッドカー、IoTといった部門におけるブロックチェーン技術の普及率は、2025年までに37%近くに達すると予測される。

 フロスト&サリバンでは、自動車メーカーは、主にブロックチェーン技術を自動車金融関連サービスにおいて活用していくが、長期的には生産効率化やコネクテッドカーなどの領域に拡大していくとする。

 また、自動車バリューチェーンに関わる企業では、ブロックチェーン技術が持つデータの分散管理能力や透明性、セキュリティ強化といった機能に関心を寄せ始めているとした。

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