帝国データバンク(TDB、後藤信夫社長)とアマノ(春田 薫社長)は4月14 日、「e-文書法」(通称)に対応するソリューション提供で協力すると発表し た。
両社は今後、「e-文書法」への対応を考える企業や関連ソフトを販売するベ ンダーに対して、共同で製品提供や技術協力を行っていく予定。TDBの「TDB電 子認証サービスTypeA」とアマノの時刻認証サービス「アマノタイムスタンプ サービス3161」を利用したソリューションを導入することで、スキャニング/ 電子署名付与/タイムスタンプ付与/電子文書の検索/真正性の確認といった 一連のシステム構築の期間短縮が可能となる。
TDBの「TypeA」は、02年に電子署名法に基づく特定認証業務の認定を取得し、 政府の認証基盤(GPKI)とも接続している。国土交通省の電子入札コアシステ ムを始め、中央省庁や地方自治体の電子入札や、電子申請に対応した電子認証 サービスとして多くの企業に利用されているほか、国税電子申告納税システム (e-Tax)や地方税ポータルシステム(eLTAX)に対応するサービスとして、企 業の経理・税務部門でも利用されている。
アマノの「タイムスタンプサービス3161」は、国際標準に準拠したサービス で、日本データ通信協会の「タイムビジネス信頼・安心認定制度」において時 刻認証業務の第1号認定を取得し、数多くの企業や団体で導入されている。