日本オラクル、ERP導入前に業務とシステムを分析する「モデリング・サービス」

ニューズフロント

2005-05-30 16:14

 日本オラクルは5月30日、ERPシステムの導入を検討中の顧客向けに、現行システムを正確に把握する分析サービス「モデリング・サービス」の本格提供を6月1日に開始すると発表した。同サービスは2004年末に試験提供を開始して以来、これまで10社以上が利用したという。

 従来のERPシステム構築作業について、同社は「現行システムやデータの解析前に構築を進めていたため、機能の漏れや追加要件の発生によるプロジェクトの長期化リスクがあった」と指摘する。それに対し、モデリング・サービスでは、現行の業務とシステムを“データの視点”から詳細に分析することで、新システム導入時のリスクを軽減できるという。

 分析作業には、従来のようなプログラムソースやデータベース定義書などのドキュメントではなく、実際の画面や帳票を用いる。その結果、「業務フローや、論理データモデル図といった成果物を短期間で作れる」(同社)。

 同社では、「こうした現行システムの分析結果から、新システムに必要な追加機能を明確化でき、見積もりに対して正確な評価が行える。また、モデリングはデータ中心で行うので、システム要件によるぶれ幅の少ない新システム構築が可能となる」としている。

 同社は、2006年5月までに50社へのサービス提供を目指す。

日本オラクルのプレスリリース

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  2. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  3. ビジネスアプリケーション

    AI活用の上手い下手がビジネスを左右する!データ&AIが生み出す新しい顧客体験へ

  4. セキュリティ

    MDMのよくある“12の悩み”を解決!Apple製品のMDMに「Jamf」を選ぶべき理由を教えます

  5. ビジネスアプリケーション

    グーグルが Gemini で示す生成 AI の可能性、ビジネス変革を促す 4 つのセッションを確認

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]