シスコCEO、サービスプロバイダ市場に強気の見通し

Marguerite Reardon(CNET News.com) 2005年06月09日 22時37分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 シカゴ発--Cisco SystemsのCEO、John Chambersは、サービスプロバイダ市場には大きなチャンスがあると見ている。電話会社は現在、ブロードバンドと電話サービスというベーシックなサービスから、Internet Protocol(IP)を利用したテレビ番組などのリッチでインタラクティブなサービスの提供へと移行しつつあるからだ。

 当地で開催された通信業界のイベント「Supercomm 2005」で基調講演を行ったChambersは、「サービスプロバイダ市場の先行きを楽観している」と述べた。「サービスプロバイダ市場では、文字通りサービスが問題で、単に回線を提供するだけでは不十分だ」(Chambers)

 Ciscoはこれまで、大規模な市内/市外電話会社、ISP、ウェブホスティング企業、ケーブル事業者などで構成されるサービスプロバイダ市場に対し、ルーター、スイッチなどのIPインフラ機器を提供してきた。この分野はCiscoの全売上高の27%を占めるに過ぎないが、Ciscoは研究開発予算の50%近くをここに費やしている。また、過去8四半期のうち、この分野の成長率が同社の事業全体のなかで最も高かった四半期が4度もある。

 ネットワークのトラフィックが年100%を上回るペースで増加していることから、Ciscoはサービスプロバイダ市場に大きな潜在力があると見ている。IPはどの大手キャリアでも戦略の中心になっているが、これは各社がIPを使ってデータと音声ネットワークを単一のネットワークに統合しようとしているためだ。IPはまた、キャリア各社が有線/無線網で共通のコンテンツを提供する上でも、重要な役割を果たしている。

 さらに、IPにより電話会社などのサービスプロバイダは、テレビのような完全に新しい業界に参入できることになる。

 このように、IPはサービスプロバイダや、ネットワーク構築を支援するCiscoなどの機器サプライヤに豊富なチャンスを提供する技術だが、キャリア各社が顧客に安全で確かなサービスを約束しない限り、その潜在性は何の意味も持たない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
クラウド基盤

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
ハードから読み解くITトレンド放談
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
Gartner Symposium
企業決算
ソフトウェア開発パラダイムの進化
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化