日本IBM、大和に研究施設を開設し自律コンピューティング戦略に注力

ニューズフロント

2005-07-01 16:59

 日本IBMは7月1日、神奈川県大和市にある大和事業所ソフトウェア開発研究所内に、自律コンピューティングの研究施設「オートノミック・コンピューティング・テクノロジー・センター(ACTC)」を開設した。

 自律コンピューティングとは、ITインフラの自己管理度を高めるための基盤技術。同社が2001年3月に提唱し、これまで約75種類のハードウェア/ソフトウェア製品に475種類を超える自律機能を搭載してきたという。

 ACTCでは、自律コンピューティング用のポリシー・エディタや、自律コンピューティング向けツール群「ACツールキット」新版の開発を行う。また、自律コンピューティングソリューションの設計/構築、構築後の評価/検証などの面で、顧客やパートナー企業を技術的に支援する。

 さらに、ACTCを中核として、Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)やDistributed Management Task Force(DMTF)といった標準化団体に自律コンピューティング仕様を提出し、業界標準の策定を進める。自律コンピューティング技術の普及に向け、学生への無償セミナーなどを通じて大学を中心とした教育機関への支援も展開する。

日本IBMのプレスリリース

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]